女子学生、女性研修医のみなさんは、来たる妊娠・出産・育児という女性が主体となって成さねばならない大仕事を控え、どう仕事と両立させていくか、どの科が自分に合っているか悩みがつきないことでしょう。
特に産婦人科は夜間の分娩や緊急手術が多く、妊娠中・子育て中の女性には敬遠されがちな職場の一つなのかもしれません。 ここ数年で産婦人科の女性医師は1.5倍に増加しており、いまや産婦人科常勤医の4割を女性医師が占めています。しかしながら女性常勤医師の約半数は妊娠中、または小学生以下の育児中というデータや、産婦人科女性医師の8人に1人は非常勤というデータもあります。今後も女性医師は増加していくものと考えられ、女性医師にとって働きやすい職場環境に改善していくことが、最終的には男性医師にとっても働きやすい職場形成につながることでしょう。 金沢大学産科婦人科では子育て中の女性医師が大勢いますが、それぞれの家庭環境に合わせて常勤、非常勤、当直あり、なしなど様々な働き方を選択することが可能です。「医局員が幸せであることが患者への利益につながる」を基本方針とし、「できないときはできない、できるときはやる」というスタンスで日々助け合いながら診療を行っています。 金沢大学産科婦人科は働く女性を応援しています!産婦人科への進路を迷っている方は是非一度ご連絡ください。
◇女性医師・医学生の皆様へのメッセージ◇
夫の仕事の為に県外から石川県に転居し、2016年8月から金沢大学附属病院で医員として働いています。働き始めたときに1歳の子供がおり、知り合いがほとんどいない土地で子育てしながらフルタイムで働くことに大変不安を感じていましたが、教授や医局の皆様のご厚意で、時間外を免除してもらい育児と仕事の両立が出来ました。その後、第2子を出産し、約1年の産休・育休後に復帰しました。育児や家庭のことを考えて、産婦人科医になることを迷っている方もいると思いますが、ライフスタイルに合わせて働き方は相談できるので、是非一度医局に見学に来て下さい。
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