初期研修医の皆さんへ

金沢大学産婦人科での専門研修の特徴としては、石川県の拠点の病院として、一般的な疾患から希少疾患、重症疾患まで豊富な症例を経験することができます。また、カンファレンスによるスタッフ間の十分な意思疎通を図ることによって、エビデンスに基づいた科学的な治療方針に沿った診療を学ぶことができます。医局としては、個人の特性を重視する自由闊達な雰囲気で、本人の希望に応じた柔軟な研修を行うことができます。

大学病院以外の研修施設としては、北陸3県に30施設以上あり、皆さんのニーズに合わせた研修体制を敷いています。また、北陸の3県立病院全てが関連病院であるため、大学外の研修も質・量ともに充実したものにすることが可能です。地元か否か、症例のバランス、周産期医療が充実しているかなど、研修病院を決めるにあたって多様なニーズがあると思われますが、これらのニーズに対して柔軟に対応しています。 また、金沢大学附属病院には専門医養成コースがあり、大学病院を中心とした専門医育成体制、希望者への学位取得のための大学院進学や関連病院での一般的疾患への修練など、希望に応じて様々な研修プログラムを用意しています

 


◇当院での専攻医研修を考えている皆様へのメッセージ◇

私は卒後、一般病院で2年間初期臨床研修を行い、その後金沢大学産婦人科に入局しました。初期臨床研修の間は、様々な科を幅広くまわり、救急に主眼を置いた研修を行っていたので、産婦人科医としては入局してからスタートを切った状態でした。正直、やっていけるのかどうか不安でしたが、数多くの指導医の先生方から基礎からしっかりと教えてもらい、また疑問に思ったことや困ったことは気軽に相談に乗ってくれますので、大きな不安もなく研修に取り組めています。大学の病棟当直も担当しますが、その際も必ず上級医の先生にバックアップ体制を敷いていますので、不測の事態にもすぐに対処できる環境が整っています。また、金沢大学産婦人科では、常に根拠に基づいた診療を行うことを意識しており、教育においても、理論立ったご指導を頂くことができ、産婦人科としての基礎を学ぶ環境としては非常に良い環境であると感じています。

当科への見学希望者はこちらのフォームより必要事項を記載してください。