笠間春輝助教が金沢大学学長賞を受賞しました

2026年3月20日、金沢歌劇座において令和7年度金沢大学学位記・修了証書授与式が挙行されました。 本教室大学院博士課程の笠間春輝助教が学長賞を受賞し、表彰されました。 本賞は、学業・研究において特に優れた成果を挙げた大学院生に授与される名誉ある賞です。

笠間助教は、胎盤特異分子として知られている「Laeverin」が、難治性である転移・再発がんの進展過程に関与することを新たに見出し、血中循環腫瘍細胞(CTC)や腹膜播種などの転移過程におけるがん細胞に発現することを明らかにしました。さらに、Laeverinを標的とした抗体薬物複合体(ADC)による治療効果をマウスモデルで実証し、難治性がんに対する新規治療戦略の可能性を示しました。これらの成果はAdvanced Science誌に掲載され(Impact Factor 15.1)、学術的価値および将来性の高さから国内外で高く評価されています。

https://advanced.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/advs.202511349

なお、Laeverinは本教室名誉教授である藤原浩先生が発見された分子であり、本教室が長年にわたり取り組んできた重要な研究テーマの一つです。今回の受賞は、教室として積み重ねてきた研究の成果が新たな臨床応用の可能性として結実したものでもあります。 今後のさらなる研究の発展と臨床応用への展開が大いに期待されます。

2026年03月24日