災害が起こって3か月、子育て仲間の皆さんへ

今、皆さんは、何をして、何を食べ、誰と、どんな時間を過ごしていますか?
前向きにならなければと頑張るあまり、地震の記憶を思い出す時間を減らし、家族や身近な人と過去のことを話題にすることを避け、その分、ふさぎがちになったり、人との交流が減ったり、イライラしたり、している方はいませんか?

ネガティブなことを考えてはいけないと心に蓋をするより、自分がモヤモヤする気持ちを抱えていることを認め、口に出し、ほかの人に弱音を吐き、布団の上でじたばたして、ままならない気持ちを表現する方が心の健康につながります。世界で一番頑張っているみなさんには、自分に優しくすることの大切さと、ほかの人も同じ気持ちなんだということを思い出してほしいのです。
辛い気持ちを声に出すことや助けを求めることは弱さではなく、乗り越えるための強さであり、自分や家族の成長につながります。

いま・この瞬間に起こっている身体的・感情的・心理的痛みへの「気づき」を持つこと
自分自身のニーズに寄り添い、思いやり・慈しみと共に自身をケアすること
これらの悲しみは決して特別なものではなく、人として普遍的な体験であると知ること

米国ユタ大学のKristinNeff博士資料より)

「周りは皆、自分でやっているから……」
「誰かにお願いすると迷惑がかかるのでは?
「子育ては家庭内でだけ完結すべき」
「子育て能力がないと思われたくない」
と思うのではなく、誰もが人の役に立ちたい気持ちを持っていることを思い出し、この共通の体験をきっかけにして、みんながみんなで支え合う地域に変えていけることを願っています。


母子支援サイト
チームメンバー一同

 

2024年04月01日